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経営幹部にリアルタイム情報は届いていない
過去数年にわたって、私は「フォーチュン1000」のシニア・マネジャーたち数十人にインタビューを試みてきた。その際、次の2つの質問を投げかけてきた。「リアルタイムで入手できると仮定して、マネジメントのうえで役に立つ情報はあるか」「あるとすれば、それは何か」
彼らは例外なく最初の質問にイエスと答え、続いて1つないし3つの項目を挙げた。AT&Tのデイブ・ドーマンはネットワーク・オペレーションに関するリアルタイム情報がほしいと答えた。
ゼネラルモーターズでは、会長兼CEOのリック・ワゴナーが、新車開発に関する進捗状況について、リアルタイムの報告を望み、他のシニア・マネジャーたちは品質と生産性について、信頼性が高く、厳密に定義されたリアルタイム・データを希望した。
通信会社クエストの会長兼CEO、リチャード・ノートバートは顧客満足度に関する数字を求めていた。また、サービス業界の某有名企業のCEOは特定の上得意客との取引量をリアルタイムで知りたいと望み、イベント会社のあるCEOは展示会のスペースの売れ行きについて分刻みで追跡したいと述べた。
しかし奇妙なことに、彼らの言うところのリアルタイム情報を現実に報告されている経営幹部は、私がインタビューしたなかにはほとんどいなかった。このようなデータを入手している特筆すべき例外が、以上で紹介した数人の執行役員たちである。
いったいどうしたことだろう。スタッフに命じれば、望みのデータを入手できる立場にあるはずだ。



