企業全体でAIツールを業務に取り入れる動きが推進され、それが従業員のパフォーマンスを向上させるという大きな期待があるにもかかわらず、多くの労働者がそれに抵抗している。新しい研究によると、その理由は、AIを使うと同僚から能力が低いと見られるおそれがあるからだ。

 調査は、ソフトウェアエンジニア2万8698人を擁し、AIコーディングツールを導入して間もない大手グローバルテック企業と協力して実施された。導入から1年後、インセンティブが提供されたにもかかわらず、ツールを使用したエンジニアは41%に留まり、女性の利用率はさらに低く31%だった。

 AIツールを活用した人がなぜこれほどまでに少ないのかを解明するため、同社のエンジニア1026人を対象に実験を行った。参加者は、他のエンジニアが書いたとされる短いコードをレビューし、そのコードがAIの支援を受けて書かれたか否かが説明された。一部のグループにはエンジニアが女性であると伝えられ、別のグループには男性であると伝えられた。