代表取締役CEO
中川晃太氏
KOTA NAKAGAWA
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コンサルティングファームが蓄積してきた実践知を、日本全体に開放する――。それが実現すれば、日本の経済力も国力も飛躍する。エクイティ・コンサルティング・グループ創業者の中川晃太氏が描くビジョンは、1社の成長のはるか先に広がる。その「ありたい姿」から逆算して、中川氏はコンサルティングという業態そのものの再定義を試みる。課題解決ではなく、目的達成を請け負う事業体へ。その構想を動かすためのエンジンはAIである。
閉ざされている「知」を日本全体に開く
エクイティ・コンサルティング・グループ(ECG)の中川晃太氏は、大手コンサルティングファームの戦略コンサル部門に在籍した当時、大手企業や官公庁の多岐にわたるプロジェクトを率いた。そこで実感したのは、コンサルが日本社会で担う役割の大きさだった。
「日本の重要な意思決定の少なからぬ部分を、コンサルティングファームが裏方として支えているのが実態です」。中川氏はそう強調する。
大手企業や官公庁の中枢において、コンサルファームはいまや切り札ともいえる存在だ。前職に不満はなかった中川氏だが、リードするプロジェクトが大きくなるほど、「コンサルファームがいまと同じビジネスモデルを続けていて、日本の将来は大丈夫なのだろうか」という危機感を抑えきれなくなっていった。同氏がECGを創業した動機は、日本という単位で未来を考えた結果だった。
コンサルファームは、あらゆる業界を横断する膨大な実践知を蓄積している。それを開放できるのは、コンサルファーム自身をおいてほかにない。中川氏はこの実践知の開放を、「コンサルティングの民主化」と呼ぶ。
「コンサルが持つ知見やノウハウを日本全体に広く開放し、『知』のインフラサービスとして提供することができれば、日本の経済力や国力は飛躍すると確信しています」
コンサルティングの民主化によって、従来はコンサルを活用できなかった企業や公共セクターも、高度な実践知を享受できるようになり、社会全体が底上げされていく。それが、中川氏が描くビジョンだ。