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時間の使い方を意識する
1日がもっと長かったら──。だれもが考えることだが、それは無理というものだ。けれども、本当に重要な責務に集中するために、もし1日の労働時間の20%ほどを浮かせられるとしたら、どうだろうか。
我々はこれまでに3年を費やし、知識労働者がより生産的になれる方法を研究してきたが、その結果から得られた答えは単純なものだった。重要でない仕事を切り捨てるか他人に任せるかして、付加価値を生む仕事に置き換えればよいのだ。
我々の調査によると、知識労働者は多大な時間──平均して労働時間の41%──を必須ではない活動に費やしている。それらは満足感に乏しい、他者でもできる仕事である。なぜそうした仕事をやり続けるのか。その理由は、仕事を減らすことが「言うは易く行うは難し」だからである。