そこそこ優秀であるがゆえに、同僚や後輩を見下したり、自分の主張を押し通そうとしたり、部署の方針に異論を唱えたりと、かえって組織の鼻つまみ者になってしまう部下がいる。彼らのような「自信家」は、本来有能である。ならば上司としては、その能力を使わない手はない。さらに言えば、「有能な自信家」の能力を組織のために生かすようにさせるのが、上位者の務めでもある。彼らに、自分に足りないスキルを自覚させるには、ちょっとした工夫が必要だ。今回と次回の2回にわたって、自信家の部下の欠点を長所に変えるのに効く『論語』の言葉の数々を紹介する。
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