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「保護的グローバル化」が進む5つの要素
ファイザーはここ数年間、グローバル化の新たな局面に対峙している。
インド政府は、医薬品をできるだけ多くの国民に届けようとしている。その一環として、2013年2月、インド特許庁はファイザーの抗がん剤〈スーテント〉の特許を取り消し、自国の大手製薬会社シプラに安価なジェネリック薬を製造する権利を与えた。一方で、インド知的財産審判委員会はこの決定を無効とし、特許庁に再審査を命じている。
また、中国政府は医療費削減のために医薬品の価格引き下げを断行している。2009年、中国政府は必須医薬品の価格に上限を設定し、2011年にはその上限をさらに約30%引き下げた。また、2014年までに必須医薬品のリストを500品目以上に広げると宣言している。