ビジネス・リーダーの多くが、サステナビリティへの取り組みをCSR(企業の社会的責任)と位置づけて、事業目標と切り離して考える。実際、サステナビリティへの道を踏み出すに当たっては、さまざまな懸念がある。しかし、環境負荷の軽減こそ次なる競争優位の源泉であり、不況後には新しいビジネス常識になっているに違いない。実のところ、サステナビリティに取り組むことで、コストは削減される。本稿では、フェデックス、P&Gやクロロックス、新興企業のカレラなど、環境問題をテコにイノベーションを生み出した企業を紹介しながら、サステナブルな企業への発展5段階を解説する。