リクルートマネジメントソリューションズは、リクルートグループが生み出したアセスメント(人事測定テスト)、トレーニング、コンサルティングの3つのソリューションを統合的に提供、クライアントの「個と組織」の力を高め、大手企業から中小企業まで人と組織に関する幅広い課題を解決に導いている。

リクルートの歴史に育まれた
組織・人事コンサルティング

ソリューション統括部
執行役員統括部長
藤島敬太郎氏

-リクルートグループにおける御社の位置づけと具体的な事業内容を教えてください。

藤島 「個と組織を生かす」というブランドスローガンが当社を表す象徴的な言葉です。これは、リクルートグループが自社のマネジメントにおいて大事にしているポリシーでもあります。リクルートが自社の「個と組織」を生かすために開発し、育んできた仕組みを、広くお客様に提供するために、当社が誕生しました。

 当社のサービス領域には「人材開発」、「組織開発」、「制度構築」の3つの分野があります。それぞれに、アセスメント、トレーニング、コンサルティングというソリューションを持ち、それらを統合的に提供しています。

 「人材開発」は個の自律的なキャリア形成と能力開発を支援するサービスです。「新人・若手層の早期戦力化」、「管理職層のマネジメント力強化」など、さまざまな層に対する人材開発メニューがあります。

 「組織開発」は多様性を持った個が、ビジョンの実現に向けてクリエイティブに協働していく組織をつくるためのサービスであり、「営業力強化」、「ダイバーシティ推進」など、組織の現場力を強化するメニューが揃っています。

 そして、個と組織の能力を最大限に引き出す仕組みを作るための「制度構築」では、「人事制度設計・運用」、「人材育成体系構築」などのサービスを提供しています。

-統合的なソリューション提供は具体的にどのように行うのですか。

藤島 一例を挙げます。当社の調査において最もニーズの高い人事課題は、「次世代経営人材の育成」です。この課題を解決するためには、まず「アセスメント」によって経営者としての適性の高い人材を見極めます。次に、そうした人材に対して経営に必要なスキルや知識を身につけるための「トレーニング」を実施します。さらに、経営人材に必要な資質を業務を通じて計画的に習得できるような人事制度の設計を「コンサルティング」によって支援します。昨今は顧客企業の課題が複雑化しており、その解決のためにますます統合的なアプローチが求められるようになっています。