ルノー、そして日産自動車のCEOを11年間にわたって務めてきたカルロス・ゴーンは、いまや自動車業界の「顔」である。しかし最近はテクノロジーの劇的な進歩とともに、テスラモーターズやグーグルなどの強力な新規参入者が相次ぎ、自社の革新性の維持に心を砕いている。ルノーと日産の2社合計で数十億ドルを電気自動車の開発に投じ、2010年にはその完成車の販売に打って出た。2016年には不祥事に揺れる三菱自動車に2億ドルを出資して傘下に置いた。ルノー、日産、三菱の3社合計の販売台数は年間1000万台に迫り、世界4位の自動車会社となる。一連の積極策の背景や今後の展望、そして自動車業界の未来について、HBR編集長のアディ・イグナティウスが迫った。