何をやるか、やらないか
その選択こそが戦略

 ──とはいえ、大きな変革ほど実行のハードルは高いですね。

 その通りです。我々PwC Japanは「Strategy Through Execution」を掲げ、クライアントの戦略から実行までの企業変革を、グループを挙げて支援できる体制を整えています。これは他のグループにはない私たちのバリュープロポジション(提供価値)だと自負しています。

 我々は、企業の戦略立案から、ビジネスプロセスの具体的な構築に至るまで、またそこで不可欠となる企業風土や文化の変革までもすべて支援しています。「成長のための最適化」のフレームワークは、こうした変革によって競争の原資を手にし、確実に成長につなげるために活用することができます。

 戦略とは、企業が何をやるか、何をやらないかを選択する行為であるとも言えます。その戦略デザインについては、戦略コンサルティングを専門とするStrategy&が支援します。一方で、ITなどの仕組みの変革、ビジネスプロセスやファイナンス、人事など戦略を実行するためのオペレーション変革の支援は、もともとPwCコンサルティングが得意とする領域です。

 「成長のための最適化」は成長のためのリソース配分の最適化を実現させるためのアプローチですから、M&Aを検討する際にも非常に有効です。自社のどのケイパビリティを強化するために、どの企業あるいは事業を取り込むのか。取り込んだ企業ないし事業をどう変革して、バリューアップしていくのか。そうした戦略的な議論が早い段階からできていれば、M&Aを成功に導く確率も高まります。こうしたM&Aのプランニングやその後の企業統合プロセスについても、PwCはグローバルに支援できます。

 本書では、リーダーのコミットメント、マネージャー層の実践、組織全体の再編など社内のすべてのステークホルダーが活用できる、企業変革を達成するための事例とノウハウをご紹介しました。

 「成長のための最適化」は企業戦略の立案から、ケイパビリティに基づくコスト診断と組織再編など、一連の改革を実行することによって、初めて実現できるアプローチです。

 企業にとって「成長のための最適化」の実践は大きな変革への挑戦となりますが、戦略立案から実行までをグローバルで、かつシームレスに支援できるPwCの機能を活用していただければ、その実現可能性を大きく高めることができると、私たちは信じています。

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