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社内ソーシャルツールの驚くべき効果
企業の職場で社内ソーシャルツールの導入率が急上昇している。たとえばスラック、ヤマー、チャターなどのスタンドアローン・テクノロジー、あるいはマイクロソフト・チームズやジラ・ソフトウェアといった埋め込みアプリケーションだ。
マッキンゼー・グローバル・インスティテュートが4200社を対象に実施した意欲的な研究によると、回答者の72%が、社員のコミュニケーション促進のためにこれらを使用していると答えた。この数字に興味を引かれた我々は、ソーシャルなツール/プラットフォームを利用する理由を深く掘り下げるべく、大小さまざまな組織のリーダーたちに話を聞いた。すると「他社が導入しているので当社もやらなければ」とか「若い人材を集めたいなら必須条件だ」といった意見が出た。
このようなバンドワゴン効果が生じることは驚きではなかったが、驚いたことが一つあった。それは、彼らが挙げた根拠の中に、確固としたビジネスケースに基づいたものがほとんどなかったことである。他のテクノロジー、たとえばCRMソフトウェアやコンピュータシミュレーション・ツールの導入を検討する時には、通常はビジネスケースが求められるはずだ。