人材の採用や育成のために対象者の能力(タレント)を評価しようとする時、答えなくてはならない2つの重要な問いがある。「何を評価すべきか」という問いと、「どうやって評価するか」という問いだ。

何を評価すべきか

「何を評価すべきか」は、事情によって異なり、一概に言うことはできない(たとえば、脳神経外科医に求められる知識とスキルは、弁護士、銀行家、あるいはソフトウェアエンジニアに求められるものとは異なる)。

 だがその一方で、仕事や役割が何であれ、成果を上げるために必要な「共通の資質」があることも確かだ。