職場で日々接している人の顔を思い出してほしい。何に気づくだろう。管理職の男女の割合は、社員の男女比を正しく反映しているだろうか。年齢、肌の色、宗教的信念、文化、あるいは性的指向の観点から見て、健全な多様性が実現しているといえるだろうか。
実現していると答える人もいるかもしれないが、まだまだ不十分だと指摘されたら──少なくとも一番大切な点で多様性が欠けていると言われたら──はたして反論できるだろうか。
優秀な人材を獲得し、ビジネスを成功させるために、これからのオーセンティックな(嘘偽りなく信頼できる)組織は、働く人が最高の自分を発揮でき、そのことが高く評価されるような組織でなくてはならない。