1994年に刊行された『ビジョナリー カンパニー』は、25カ語に翻訳され、世界的なベストセラーとなった。同書においてコリンズとポラスは独創的な「ペア分析」という手法によって調査し、長期的な成長の源泉は「基本理念」にあることを訴えた。彼らは、基本理念に基づくマネジメントの有効性を、時に膨大な調査の緻密な分析によって、時に具体的な企業事例によって論証する。創刊30周年を記念して、両名がちょうど10年前にHBR誌に寄稿した論文を掲載する。この論文は、いまなお多くのマネジャーたちから支持されている。