最高執行責任者といわれるが、COOの仕事は謎に包まれている。CEOやCFOなどの仕事はおおむね想像がつくが、CEOの補佐役といわれても、その具体的な仕事内容は見えてこない。COOの実態に迫るべく、筆者らが実地調査をしたところ、COOに求められる役割はその企業によってまちまちであり、したがってその仕事もばらばらであることが判明した。その一方、COOには七つのパターンがあり、そこには共通する成功要件が存在することも明らかになった。