「フォーチュン五〇」について調べてみると、ランク・イン後に、何とその九三%の企業が業績を落としている。優良企業といえども、高業績を維持するのはこれほどまでに難しい。しかし、高い成長を持続している企業が少ないながらも存在している。これらの企業は総じて「プラットフォーム志向」である。すなわち、新しい製品やサービス、ビジネスが連鎖的に生まれてくる成長プラットフォームを構築することに心血を注いでいるのだ。UPS、P&G、メドトロニック、インバネスの取り組みを紹介しながら、新しい成長プラットフォームを構築する方法を探る。