企業リーダーには
民主主義を強化する責任がある
民主主義が困難に陥っている。最近の調査は、慄然とするような現実を物語る。
米国人の55%が米国の民主主義は「弱い」と考えており、68%がそのトレンドは現在も進行中だと感じている。また、約50%が米国は「非民主主義的になる現実的な危険」に陥っていると認め、さらに、多くの人がそのシステムがゆがめられていると考えている。そして約70%が、「米国の政治システムはカネと権力を持つインサイダーのためだけに機能しているようだ」と言う。
米国だけではない。世界中で民主主義に対する不満が高まっている。「自国における民主主義の機能に満足している」人は、世界の45%にすぎない。