個人のナルシシズム(自己陶酔)に関しては、本人の仕事にほとんど影響がないという研究結果が示されてきた。しかし、その人が所属するチームの業績に対してはどうだろうか。新しい研究では、影響があるという結果が出ている。

 研究者たちは、2013~4年のシーズンに行われたNBAの2460試合に関するデータを調査した。

 選手たちのツイッターアカウントにおける言語と写真を分析し、各選手にナルシシズム評価点をつけた(比較的稀にアカウントを持たない選手もいるが、その場合はゼロ点とした)。そしてチームの平均点、最も高い選手の点数、中核選手(通常、プレーの起点となるポイントガードの選手)の点数を調べた。