私生活でつらい状況にあることを同僚に気づかれたら、幸せなふりをすべきか、それとも困っていることを認めるべきだろうか。新たな研究は、その問題への指針を提供している。

 研究者たちは6つの実験を行って、仕事の場面で幸せであることを装う人は、あまり正直でないと見られたとしても、そうでない人より採用されたり信頼されたりする可能性が高いことを突き止めた。

 最初の実験では、参加者は架空の調査に対する従業員の回答を読み、その後その従業員に重要な仕事を割り振るべきかを判断するマネジャーの役を演じた。回答の半分は、従業員が悲しみや苦しみの感情を人と共有することを示したものであり、残りの半分は、感情を外に出さないことを示すものであった。参加者は、前向きな回答をした従業員に仕事を与える可能性がはるかに高かった。