サービスの場合、消費する前に価格に合意する方式は適切ではない。しかも、顧客のベクトルとサービス・プロバイダーのそれは対立する。つまり、顧客にすれば、価格は支払うコストであり、引き下げたい。一方プロバイダーにすれば、売上げであり、是が非でも守りたい。この利害の対立を解消し、サービス価値の質と顧客満足度を同時に高める「デリバード・バリュー・プライシング」について解説する。
サービスの場合、消費する前に価格に合意する方式は適切ではない。しかも、顧客のベクトルとサービス・プロバイダーのそれは対立する。つまり、顧客にすれば、価格は支払うコストであり、引き下げたい。一方プロバイダーにすれば、売上げであり、是が非でも守りたい。この利害の対立を解消し、サービス価値の質と顧客満足度を同時に高める「デリバード・バリュー・プライシング」について解説する。