第一印象でその後のイメージが決まることがあるが、第一印象は正しくないことが多い。初対面の2人が、自分に対する相手の好意を過小評価する「好意の隔たり」(liking gap)は、心理学者らによって実証されている。

 新しい研究で、この隔たりがグループ内でも発生し、グループの機能に影響を与えることが明らかになった。

 一つの実験では、被験者159人を3人ずつのグループに分けて会話をしてもらい、他のメンバーに対する好感度を尋ねた。また、他のメンバーの自分に対する好感度はどれくらいと考えるか、他のメンバー同士の好感度はどれくらいと思うかについて尋ねた。