コーク、タージェ(大手小売企業ターゲットの愛称)、ビッグブルー(IBMの通称)など、ブランドのニックネームは数多くあるが、ニックネームによって顧客が混乱したり、ブランドイメージが損なわれたりすることを懸念するマーケターもいる(シボレーは社内で「シャビー」と呼んだ場合の罰金箱を設置したといわれる)。
しかし、いくつかの注意点が守られている限り、ニックネームは信頼性とエンゲージメントを高める有益なものであることが、新たな研究で示された。
実在と架空のブランドやさまざまなプラットフォームを対象とした6つの研究で、ユーザーが作成したコンテンツにニックネームが含まれていると、ユーザーはそのブランドに対し純粋な気持ちで応援していることを表し、商品を薦める言葉に対しても、潜在顧客の信頼が高まることが明らかになった。