部下に少し頑張りを要する課題を与えようとしたら、「できません、いまはまだ力不足です」と言われた。もっと経験を積んでからでないと無理だと思っているようだ……。
当人の可能性が広がるいい話に発展するかもしれない人物を紹介したら、その場では乗り気のようだったのに、その後いつまでも動こうとしない。どうやら怖じ気づいたらしく、会っても話すことがないと言う……。
部下を指導するマネジャーや、後進の成長を助けているメンターは、こんな場面によく遭遇する。要するに、自信のなさや自分に対する疑いによって、自分の可能性にふたをしてしまっているのだ。