商品ラベルに数量を記載する場合、小売業者はオンスやグラムなど、一般的な測定単位である標準単位か、袋数や個数などの知覚単位のどちらかを目立たせることができる。
新たな研究によると、この決定が消費者の価値のとらえ方や、支払ってもよいと考える金額に大きく影響することがわかった。
研究者らは、被験者465人にポテトチップスのマルチパックに関する基本的な説明を読んでもらい、消費者が支払ってもよいと考える平均価格を推定してもらった。被験者の半数が読んだ説明は、知覚的な情報(「スナック14袋」)で始まり、残り半数の被験者への説明は、標準単位(「14オンス」〈約400グラム〉)から始まるものだった。どちらの説明も続く情報は同じで、パックに含まれる合計オンス数と各袋のオンス数である。