マネジャーは、デジタルでの交流が対面でのやり取りと似ているほどコミュニケーションがうまくいくと考え、オンライン会議ではカメラを使うよう従業員に推奨することがよくある。新しい研究が、この考え方に疑問を呈している。

 研究者らは、リモートの被験者198組を2つのグループに分け、協働での問題解決の重要な要素である、集合知の評価を目的としたタスクを複数課した。

 一方のグループはビデオ通話で、他方のグループは音声のみでコミュニケーションを取った。そして、人工知能(AI)ツールを使い、各ペアの顔の表情や韻律(トーン、リズム、その他の声の合図)の同調性、さらに、うまく交代で話したかどうかを評価した。