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行動の選択肢を増やす
危機に直面した時、あるいは新たに大きなチャンスに遭遇した時、あなたならどう対応するか。そうリーダーに尋ねたら、たいていは「自分が何をすべきか、答えはもうわかっている」と答えるだろう。
これは驚くべきことである。なぜならば、危機やチャンスには予期せぬ要素が付き物だからだ。筆者らがコーチングを行っている有能な経営幹部は次のように言った。「どのような危機に際しても、素早く行動を起こします。いかなる壁が立ち塞がっていても、自分のやり方でどうにか突破して、先頭に立ってチームの指揮を執るのです」
たしかに、こうしたアプローチには決断の早さという利点があるが、特にリスクの高い状況下では、その先の道のりは狭く限られる。仮に力ずくでは越えられない障害に遭遇した場合、どうするのか。