生産性が25〜30%向上、無駄な投資は8~12%削減

「すでに日本で『Planisware Enterprise』を提供して10年以上になりますが、これらのメリットをご理解いただき、ご活用いただいている企業は着実に増えています」とタニエ氏は語る。

 その一つが、製薬企業のA社だ。グローバルに事業を展開しているこの企業では、創薬についても、国をまたいで複数のプロジェクトが動いている。

 創薬プロジェクトは、膨大な資金と大量のリソースを必要とし、失敗するリスクもけっして小さくない。そこで、厳格なPPMを実践するために「Planisware Enterprise」を導入した。「トップマネジメントに先見性があり、PPMに関する深い理解を持っておられたことが、採用の決め手となりました」とタニエ氏は振り返る。

 また、製薬企業のB社は、AIを活用したPPMに強い関心を持ったことから、「Planisware Enterprise」を導入。高品質なデータをAIが解析することで、精度の高いマネジメントの実現を期待しているという。

プラニスウェア・ジャパン
CEO
パトリック・タニエ

Patrick Ternier
イノベーション、プロジェクト・ポートフォリオ・マネジメント、デジタルトランスフォーメーションを軸に、ソフトウェアビジネスを創出してきたシリアルアントレプレナー。欧州、米国、日本といったグローバルな舞台で活躍しており、その豊富な国際経験を通じて、革新的なビジネスの立ち上げを実践している。

 タニエ氏は、「海外では『Planisware Enterprise』の活用によって、プロジェクト・ポートフォリオのNPV(正味現在価値)が5年間で4~8%上昇し、PPM業務の生産性が25~30%向上したというケースが報告されています。無駄なプロジェクトへの投資が8~12%減ったという例もあります」と効果について語る。

 プラニスウェアは毎年15~20%ずつ成長しており、日本でも、この4年間の成長率は年平均で20%に達しているという。日本における「Planisware Enterprise」のユーザー企業が、いかに増えているのかを物語る。

「当社は、日本を戦略的な市場として非常に重視しています。プラニスウェアはPPM専業として日本に初めて参入したソフトウェア企業であり、10年以上のビジネス経験を通じて、日本のお客様のニーズをよく理解しています。その強みを発揮して、これからも日本企業が『プロジェクトエコノミー』に適応していく取り組みに貢献していきたい」とタニエ氏。

 PPMは、日本ではまだ新しい概念なので、ソフトウェアの販売だけでなく、ビジネス面の観点から、実装から運用のトレーニングまで、すべて日本語によるサポートも提供している。

 最後にタニエ氏は「PPMの活用によって、日本企業は再び世界をリードできると確信しています。ぜひ、そのお手伝いをさせてください」と語った。

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