リーダーの仕事は、だれかの策略や思わぬ出来事によって、その身が破滅するというリスクと背中合わせである。事前に備えるべきなのは言うまでもないが、もしそうなってしまった場合、何をすればよいだろうか。450件以上のCEO交代について分析したところ、堕ちたリーダーが復活するプロセスには共通性があった。ジミー・カーター、ジェイミー・ダイモン、スティーブ・ジョブズ、マーサ・スチュワートやマイケル・ミルケンたちはみずからの使命を自覚し、その復活に向けて対策を講じたことで、失意のどん底からはい上がることに成功した。