若手営業マンのジムは知らない人から見れば、このうえなく優秀であり、事実、その成績も素晴らしい。しかし、彼の上司であるサルにすれば頭痛の種でしかない。ライフスタイルの違いはまだ許せるにしても、会社のルールなどどこ吹く風かという勤務姿勢の数々で彼の堪忍袋の緒はもう切れんばかりである。とはいえ、本社の役員の目にも留まるほど、ジムの営業能力の高さは認めざるをえない。このような葛藤にいかに対処すべきだろうか。