不正行為の内部告発、反社会的な営利行為への反対、社の社会的信用を損ないかねないプロジェクトへの参加拒否など、ビジネスの世界でも、年々「勇気ある行動」が増えつつある。このように大胆不敵な行動を起こした、二〇〇人を超えるビジネス・リーダーたちについて調査したところ、後先を考えない、その場の衝動に駆られての行為ではなく、筆者が「勇気の計算」と呼ぶ、体系的なプロセスから生じたものだった。彼ら彼女らは、リスクを軽減し、かつ成功確率を高めるために、六つのプロセスを踏まえて、勇気ある行動を起こしていた。