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スタートアップの創業者は、事業の拡大に応じてビジネスモデルを変えたり、製品デザインを変更したりする。だが、会社に変化をもたらせても、自分自身のリーダーシップスタイルを変えられない人は多い。苦手なことも含めて何でも自分でやる癖が抜けず、適任者に仕事を任せられなかった結果、事業継続が危ぶまれるケースもある。この落とし穴を、どうすれば回避できるのか。


 スタートアップが創業当時の製品デザインを変えたり、当初のビジネスモデルからピボットしたりするのは、経営戦略として当然のことになってきた。

 だが、スタートアップのリーダーは、新たに見出したニーズに対応すべくビジネスをシフトしても、往々にして、それと同じロジックを自分自身に当てはめることができない。そのため、窮地に陥ってしまう。