20世紀をわたって、偉大なる経営者1000人について、彼ら彼女らがトップの地位にあった期間の業績と時代背景をかけ合わせ、そのリーダーシップについて類型化を試みたところ、おおむね「起業家」「管理者」「リーダー」の3タイプに分類された。この結果から、その時代の事業環境にマッチした価値観、スキルや能力を備えた人材が成功する確率が高いこともわかった。多くの企業が過去の実績のよし悪しで次期CEOを指名するが、そうではなく、いま自社や業界が置かれている状況と将来に照らして、本当にふさわしいCEOを見極めなければならない。