あなたは月曜の朝、職場に行くのが楽しいだろうか。それとも、いやいや出勤しているのだろうか。新しくやってきた上司のせいで雰囲気が悪くなってしまったのか。会社が買収されて、職場の雰囲気が変わってしまったのか。それとも、同じ仕事の繰り返しに飽きてしまったのか。

 仕事を楽しめるかどうかは、突き詰めれば、仕事が自分の目的と合致しているかどうかにかかっている。働く場所、役割、広い意味の目的──これら3つは固定的なものではない。したがって、3つともが良好なスイートスポットで仕事をしたければ、転職やキャリア転換を恐れてはいけない。妥協せず、理想の仕事を追求すべきだ。

 目的を持って生きることは、幸福な人生にとって重要だ。実際、健康寿命に関する研究では、人生の目的を持っている人は死亡リスクが15%低いことがわかっている。職場での役割に目的意識を持つことも重要だ。目的は一度決めたら最後まで変えないというものではない。状況と自分自身の変化に合わせて、常に見直す必要がある。