製品やサービスがいくら魅力的であろうと、立案した戦略がいかに事業環境にふさわしいものでも、その責任を負うリーダーの職務設計が間違っていれば期待値はおろか、高水準の業績など望むべくもない。高業績を実現するには、「管理範囲」「責任範囲」そして「影響範囲」「支援範囲」という視点から職務設計を見直し、これに基づいて経営資源を配分しなければならない。本稿は、その実践法について具体的に解説する。