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アメリカ企業も「ケイレツ」をまねよ
「アメリカのビッグ・スリーは、部品の購入価格を毎年一定の割合で引き下げてきます。そして、その目標を達成するには手段を選びません。サプライヤーへの恐怖政治は年々ひどくなっています。ビッグ・スリーの人はだれ一人信用できません」
──フォード・モーター、ゼネラルモーターズ(GM)、ダイムラー・クライスラーに内装品を納めているサプライヤーのディレクター(1999年10月)
「ホンダは厳しいお客さんですが、我々を信用してくれています。アメリカの自動車メーカーは、うちに図面を引かせたあげく、最後は見積もりで競争させ、安いほうに発注する。ホンダは絶対にそういうことはしません」
──フォード、GM、ダイムラー・クライスラー、ホンダに工業用ファスナーを納めるサプライヤーのCEO(2002年4月)
「私に言わせれば、フォードなどは、社員たちを『ヘイト・スクール』(問題児を更生させる学校)かなんかに通わせて、『あなたは悪くない。サプライヤーが悪いんだ』と教え込んでいるかのようです。だからでしょうか、何を言っても突っかかってきます。フォードと取引するようになってから、あそこの車は金輪際買わないことに決めました」
──フォードと取引しているサプライヤーの経営幹部(2002年10月)
「トヨタのおかげで、当社の生産システムは格段に向上しました。最初の注文は1種類だけでしたが、改善して納品しているうちに、だんだんと発注を増やしてくれました。トヨタは最高のお客さんです」
──フォード、GM、ダイムラー・クライスラー、トヨタと取引しているサプライヤーの経営幹部(2001年7月)