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簡潔でわかりやすい文章を書きたいと思っていても、つい冗長になってしまうことが少なくない。特に複雑な事象を説明する際は、相手に理解してもらおうと、重要なポイントを繰り返したり、内容を補足したりしがちだ。しかし、長々とした文章は読み手の負担となり、逆にこちらの言わんとしていることが伝わらなくなってしまう。本稿では、端的かつ効果的に内容を伝えるために、文章を短くする3つの方法を紹介する。


 あなたがオフィスに復帰したにせよ、まだリモートで仕事をしているにせよ、2022年に入って「メールで終わらせられるはずの会議を、また乗り切った」という、ミームのインスピレーションになりそうな会議に何度も出席したことだろう。だが、こんなメールもいくつも読んだだろう。「もっと短くすべきなのに」と思わせるメールだ。

 何か複雑なことを述べる時は、必要なスペースを常に確保しなくてはならない。しかし、不必要に冗長で繰り返しの多い文章は、読み手に対して、あなたが言わんとしていることについて考えるよりも、それを理解することに集中するよう求めるため、負担をかける。

 そのような場合には、編集が必要だ。

 直観に反しているように思うかもしれないが、長い文章を書くほうが、短い文章を書くより、時間がかからないことが少なくない。その好例が本稿で、最初の草稿はこの最終版より(英文で)500語も多かった。

 ジョン・ロックは1690年、『人間知性論』の中でこの問題を取り上げ、「実を言うと私はいま、これを短くするにはあまりに怠惰であり、またあまりに多忙である」と述べている。

 効果的な文章を書くために、十分な時間を確保することは難しい。しかし、編集する時間が数分しかない時であっても、以下の3つの方法で文章を短くすることができる。