リアルのオフィスに戻った従業員があらためて気づくように、職場において同僚に仕事を中断させられることは避けられない。仕事の中断はたいてい、集中力や生産性を低下させるという負のイメージで語られるが、よい影響もあることが新たにわかった。

 最初の調査では、従業員139人に対して、直近の仕事に関係のある中断、仕事と無関係の中断、その日の全体的な仕事の体験について、勤務日に12日間連続で質問した。また、その後のエンゲージメントとコラボレーションの評価もしてもらった。

 予想される通り、仕事と無関係の中断はエンゲージメントを低下させるが(コラボレーションには影響なし)、仕事と関係のある中断はエンゲージメントとコラボレーションを高めた。少しの間、仕事から注意が削がれたが、交流や学習、進展の機会がもたらされた。