グローバルプロジェクトを通じて、
日本企業のグローバル化・競争優位性構築に貢献
ここからは、若手社員の経験を聞いていく。
コンサルタントとして産業財や、グローバル化戦略グループに所属している星野翔輝氏。海外育ちの彼は、新卒で米国系メーカーの日本法人営業職を経て2019年にBCGに入社した。主にグローバルチームで推進するプロジェクトで成果をあげているという。
「それまで日本で仕事をしてきた私は、BCGに入ってグローバルチームで海外の人々と仕事をするようになりました。そうしたなかで気がついたのは、海外と日本で、仕事のやり方が違うということです。しかし、ビジネスですからお客様に対してきちんと成果を出す必要があるのは同じで、クライアントの文化に合ったコンサルティングの提供が必要です。
国内外の違いを端的に説明すると、日本では、暗黙知や個人の想い/つながりがビジネスを推進します。一方海外は、異文化での活動が前提なので、ドライなロジック/シンプルさを重視してビジネスを進める必要があります。
BCGの強みは、その両方をフォローできるところです。クライアントが日本企業であれば、海外メンバーだとしても、成果を出す上では日本のやり方に合わせる必要があります。海外クライアントなら、その逆です。どちらの立場も理解して、その橋渡し役を担うこともあります」
さらに星野氏は、ビジネスの知見を深めるために、社内での自主的な勉強会にも積極的に参加しているという。

ボストン コンサルティング グループ
コンサルタント
星野翔輝 氏
コンサルタント
星野翔輝 氏
英国Imperial College Londonを卒業後、米国系メーカー勤務を経て2019年にBCGに入社。入社後は、主に産業財領域のプロジェクトを幅広く経験。クロスボーダーでの大規模トランスフォーメーション、戦略立案、中計策定、PMIなどグローバルで推進するプロジェクトを中心に従事。産業財グループ 及び グローバル化戦略グループのメンバー。
「専門分野の異なる同僚とスキルを交換する会合など、BCGには興味深い集まりが数多くあります。学び合いの場です。やはりクライアントがおかれるビジネス環境は常に進化していますから、日々学び続ける必要があると思うのです」