入社3年目で出産、産休を経て復帰。それでも働きやすい職場

 新卒時には、メガバンクで中小企業向け営業を行っていたという山地響子氏。融資目標の達成に奮闘していたが、もっと上流の経営戦略から関わりたいという気持ちが高まり、17年にBCGに転職した。

 BCGでは消費財・小売・通信業界等のプロジェクトを幅広く経験した後に、3年目で手掛けた官公庁向けのコンサルティングを行う案件に、大きなやりがいを感じたという。

「現在はパブリックセクターのコアメンバーとして、人材育成やスタートアップ等のテーマを中心に、官公庁向けの支援を行っています」

 そうしたなかで、彼女は2度目の産休に入るという。これからの働き方に不安はないのだろうか。

「BCGは多様な働き方が認められる職場ですので、あまり心配はしていません。一度目の産休後に復帰した際にも、自然に受け入れてもらいました。BCGでは勤務形態の自由度が高く、子育てをしながら働き、子どもを寝かしつけてから仕事をするメンバーもいたり、時短勤務を行うメンバーもいたりと、職位に関わらず、自分が希望する勤務の在り方が認められます。もちろん仕事ですから、生産性を高めることは求められます。

 仕事はクロスファンクショナルでプロジェクトごとにメンバーが決まるので、私のように休みを取るなどフレキシブルに働きたい希望がある場合には、どうやったらその分のスキルや役割を補完することができるのか、チームの皆で相談をしながら考えます。必要に応じて、代わりのメンバーを割り当てるなど組織全体として補完体制を整えます」

ボストン コンサルティング グループ
プロジェクトリーダー
山地響子
大手銀行、総合系コンサルティングファームを経て、2017年にBCG Japan入社。入社後2年程度は、消費財・小売・通信業界等のプロジェクトを幅広く経験。その後3年目に経験したパブリックセクターの案件にアスピレーションを感じたことから、現在はパブリックセクターのコアメンバーとして人材育成やスタートアップ支援などのケースに従事。

 個々のメンバーの力を大事にして、それぞれが自分らしく働けることを目指しているBCG。職場のメンバーすべてが、「それが普通」と考えている環境こそが、最大の強みかもしれない。その万全の受け入れ態勢に対して、山地氏はどう考えているのだろう。

「BCGは、日頃から組織としてナレッジをためておくことを重視していると感じます。個人として力を付けることは大切ですが、同時に組織としての能力を強化することができれば、多様な働き方の希望に対して柔軟に対応する環境を構築できるのですから」

BCGに向いている人材とは?

 最後に、BCGに向いている人材像について、中澤氏に意見を求めた。

「一つは、好奇心や探求心が旺盛な人でしょうか。BCGにはグローバル案件もありますし、あらゆる業界やファンクションに携われるプロジェクトが豊富にありますから、経験のバリエーションはほぼ無数です。BCGは戦略プロジェクトの提案書を作成して終わりではありません。特に全社トランスフォーメーションのケースでは、複数のCxOと議論を重ね、最後までしっかりインパクトを出すまでが仕事となることが増えてきています。自分の仕事の価値実現や成果創出へのこだわりの強さも、求められる条件の一つだと思います。

 その上で大切なのは、“変革思考”だと、私は考えます。私を含むパートナーはみな、各業界でイノベーションを起こし、新しいスタンダードを構築していくことを日々考えています。BCGでグローバルレベルの最先端経営戦略を学び、産業・経済への大きなインパクトを与えるとともに、何千万人もの顧客体験を変えていく。そのような思いに共感できるかどうかも、とても大切な要素だと思います」

■お問い合わせ
ボストン コンサルティング グループ | BCG Japan
〒103-0022
東京都中央区日本橋室町3丁目2番1号 日本橋室町三井タワー25階
TEL:(03)6387-2000
URL:https://careers.bcg.com/locations/japan