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研修は楽しくあるべきか
企業の研修は楽しいものばかりではないが、楽しいものであるべきかもしれない。ほとんどの人は企業の学習システムを(たいていは嫌々ながら)利用したことがある。パワーポイントのスライド50枚にざっと目を通しながら、合格して「本当の仕事」に戻れるよう、答えが合っていることを願う。修了証書を受け取る頃には、学習したことは忘れているかもしれない。
しかし新しい研究において、ゲーム形式の研修は、正しい方法で実施すれば、従業員のパフォーマンスが大幅に向上することが明らかになった。正しい方法とは、課程が慎重に時間をかけて進められている、挑戦や段階を通じた進歩という要素が組み込まれている、即時のフィードバックや得点、競争などを取り入れている、ということだ。
KPMGでの成果
研究は、プロフェッショナルサービスファームのKPMGで行われた。共同研究者でハーバード・ビジネス・スクール(HBS)教授のライアン・ビュエルは、「リーダーたちは社員のためにゲーム形式のトレーニングツールを開発したが、効果に疑念を抱きながらとりあえず提供するということは避けたかった。効果を厳密に検証することに力を注いだのだ」と説明する。