1908年は、ある意味、自動車産業の幕開けの年である。まずヘンリー・フォードが〈T型フォード〉を発表した。またウィリアム C.デュラントがゼネラルモーターズ(GM)を設立した。その後GMはオールズモビル、ポンティアックなどを次々に買収し、現在の5ブランド体制を確立した。今回はゼネラルモーターズの草創期からスローンがその経営に携わる前夜までを収めている。