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予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごす中でも1日1ページめくるだけで、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれるのが、書籍『ハーバード・ビジネス・レビューが贈る リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の一節をご紹介していく。
今回は、AI時代の到来により、これからさらに重要度を増すであろうコンピテンシーについて解説した、マンパワーグループ チーフ・イノベーション・オフィサーのトマス・チャモロ=プレミュジック、IMD教授であるマイケル・ウェイドとジェニファー・ジョーダンによる論文「AI時代に重要度を増すコンピテンシーとは」の一節を紹介する。
AI時代をリードする
AI時代のリーダーシップは、これまでと根本的に異なるのだろうか。(中略)もちろん、そんなことはない。だが、重要な違いが2つある。
第1に、リーダーが持つハードスキルの重要性は、スマートマシンによって今後も低下し続け、ソフトスキルはいままで以上に重要になる。
第2に、誠実さやEI(感情的知性)のような、時代を問わない個人的資質の重要性は変わらない。ただし、AI時代の指導者は、他者の貢献を謙虚に受け入れ、行く手に次々と発生する課題に対応し、その先のゴールについて揺るぎないビジョンを持ち、世の中の変化に敏感であり続けることが求められる。
「AI時代に重要度を増すコンピテンシーとは」
トマス・チャモロ=プレミュジック
マイケル・ウェイド
ジェニファー・ジョーダン
参考論文「AI時代に重要度を増すコンピテンシーとは」とは
AIの進化は、リーダーシップにおけるスキルの重点を変化させる。従来重視されたデータ処理などのハードスキルはAIに代替され、人間には謙虚さや適応力といったソフトスキルがより一層求められるようになる。激しい変化と不確実性を特徴とするAI時代においては、効果的なリーダーシップの核となる要素を再考する必要がある。
論文「AI時代に重要度を増すコンピテンシーとは」では、これからのリーダーに不可欠となる「謙虚さ」「適応力」「ビジョン」「エンゲージメント」の4つの資質を解説している。
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書籍『ハーバード・ビジネス・レビューが贈る リーダーを支える365の言葉』の「はじめに」「本書の使い方」、そして今回紹介した「クレイトン M. クリステンセンによる言葉」をまとめたPDFを期間限定でプレゼント中です。
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『ハーバード・ビジネス・レビューが贈る リーダーを支える365の言葉』
[編]ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
[訳]DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
[内容紹介]世界のリーダーが一歩先を見通すために読んでいる有数のマネジメント誌『ハーバード・ビジネス・レビュー』から、時に頭を揺さぶり、時に心の拠り所となる、至高の金言を厳選。従業員エンゲージメント、生産性、心理的安全性、信頼性など、リーダーやリーダーを目指す人にとって最も重要なトピックをこの1冊に凝縮。
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