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外の世界に目を向ける
貢献に焦点を合わせることによって、自らの狭い専門やスキルや部門ではなく、組織全体の成果に注意を向けるようになる。成果が存在する唯一の場所である外の世界に注意を向ける。
『経営者の条件』 p.79
ドラッカー教授による名言の解説
成果は、顧客がもたらしてくれるものです。成果は組織の外にあり、組織の中にあるのはコストです。
コストとは、成果を得るために消費される経営資源のことです。そしてヒト・モノ・カネ・情報などの経営資源のうち、ヒトだけが価値を生み出すことができます。
知識労働者を管理できるのは、自分自身以外にいません。その際、貢献の焦点を自分だけに合わせていると、成果をあげることはできません。自らの貢献が、外の世界につながって初めて成果に結びつきます。そのときようやく、給料を吸い上げる人、コストとしてのヒトから、成果をあげる人になるのです。
ドラッカー教授は『経営者の条件』の中で、「組織が成長するほど、特に成功するほど、組織に働く者の関心、努力、能力は組織の中のことで占領され、外の世界における本来の任務と成果を忘れていく」と警鐘を鳴らしています。
直接顧客と接する部門であれ、接しない部門であれ、常に顧客が喜ぶことは何かという観点から、自らなすべきことを考えることを忘れないようにしてください。
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