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1年半考え続けて立案した
40種類のビジネスプラン
日本のビジネスの世界は、巨大メーカー、結束の固い企業系列、会社に忠実な終身雇用のサラリーマンで成り立っているというのが、従来の欧米の見方だった。
しかし今日、これとは別のビジネスの世界が出現してきている。若い起業家がハイテク企業を興して、日本の伝統的なビジネスの世界に、新しいグローバルな見方と新しい世代の精神をもたらしているのである。ソフトバンク(現ソフトバンクグループ)の創立者で、社長であり、CEOでもある孫正義氏(34歳・当時)は、こうした新しいタイプの日本人起業家を代表する人物である。
在日韓国人を父に持つ孫氏は、米国の高校をわずか2週間で卒業して、カリフォルニア大学バークレー校において勉学のかたわら、学生時代からいくつかのビジネスをすでに手がけていた。