女性の進出はさまざまな分野で進んでいるが、企業の執行役員クラスとなると、とたんに少なくなる。「フォーチュン500」では、わずか6%足らずで、EUなど他の先進国でも、似たり寄ったりの状況である。このような状況については、かつて「ガラスの天井」と表現されたが、実際には、女性への偏見の名残、女性リーダーへの反発、家庭との両立など、さまざまな要因が絡み合っており、むしろ「迷宮」と呼ぶべきである。では、女性リーダーの比率を高めるには、どのような施策が効果的だろうか。現状について詳しく分析したうえで12の対策を提案する。