今後も実店舗は、顧客接点の中心である

 ロン・ジョンソンがターゲット・コーポレーションを去り、アップルの直営店担当シニア・バイス・プレジデントに就任したのは2000年。当時、世間一般ではコンピュータ・メーカーにコンピュータは売れない、と考えられていた。

 小売業の常識をかなぐり捨てたジョンソンは、スティーブ・ジョブズと一緒に、現在のアップルストア(Apple Store)をゼロから立ち上げた。

 そして2011年11月に老舗百貨店JCペニー・カンパニーのCEOになることが決まり、投資家と同社の取締役会の間では「ジョンソン・マジック」への期待が高まっている。