リーダーシップについて論じられる時、性格や行動様式に焦点が当てられることがほとんどだ。その結果、ビジネスに不可欠な知能、すなわち「問題を発見し、理解し、解決する認知能力」がないがしろにされている。筆者はこれを「マネジメントIQ」と呼ぶ。マネジメントIQを予測するテストを開発するために、重要な認知能力を洗い出したところ、「課題の達成」「他人との連携」「自己検証」の三分野が浮かび上がった。マネジメントIQは、採用や昇進を判断するうえできわめて有効であり、他の診断ツールと組み合わせれば、候補者の認知能力の大部分を把握できる。