コロナ禍で
父親の意識が変わり始めた
ユタ州ソルトレーク市のリチャードは、食品配送企業で営業を担当している。彼はリモートワークを始めてから、子どもたちとのちょっとした思い出を記録として残すために、携帯電話で日記をつけるようになった。妻のメリッサは看護師で、新型コロナウイルス感染症病棟で働いている。
一方、ソフトウェアの開発者で、起業してまだ間もないロイドは、妻が救急医であり教授でもある。今回のコロナ危機で学んだ重要なことの中には、家族の大切さがあるとロイドは言う。
「学校に送り迎えするだけでなく、ほかの面でも子どもたちとの絆を深めること、そして、大車輪で働くパートナーが長時間勤務から帰ってきた時に精神面をサポートすることがどれほど大切か、間違いなく実感するようになりました」