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オペレーション効率の追求が企業成長に直結した時代は、チーフ・オペレーティング・オフィサー(COO)の能力が組織の成功を左右した。しかし、不確実性がますます高まり、業務の効率化だけで持続的成長を実現することはできない。いま求められているのは、社会の要求に応える製品・サービスを提供し続けるために、プロジェクトを適切に管理し、着実に推進する能力である。本稿では、その責務を担うチーフ・プロジェクト・オフィサー(CPO)に焦点を当て、CPOが組織で果たすべき役割や、自社でCPOを採用する際の留意点などを解説する。
オペレーションの自動化が大幅に進み、変革のイニシアチブやプロジェクトワークが増えるにつれ、経営陣の中で新たな役割が台頭しつつある。組織の継続的な変革と重要な戦略的イニシアチブを指揮し、それを成功に導く責任を、一人の経営幹部に集約する流れが始まっているのだ。
・2022年1月、ケイティ・マレンはJCペニーのチーフ・デジタル・アンド・トランスフォーメーション・オフィサーに任命され、eコマース事業の成長を主導し、消費者のJCペニー体験の再構築に取り組んでいる。また、彼女は企業戦略と同社の変革アジェンダを推進する責任も負っている。