エンロン、ワールドコムなどの企業不祥事が発覚して以来、株主価値を重視するアングロサクソン・モデルの欠点が多く指摘されてきた。アナリストへの情報供与、高額なストック・オプション、取締役の存在意義などいまだ正解の見えない問題は山積しており、CEOにはその使命と重責が問われている。本稿は、あるCEOに宛てた手紙という架空のスタイルを取りながら、今日の複雑かつ不安定な環境のなかで、いかに企業の舵を取ることが難しいかを示し、かついま経営者人材に求められているマインドセットを具体的に提示する。
エンロン、ワールドコムなどの企業不祥事が発覚して以来、株主価値を重視するアングロサクソン・モデルの欠点が多く指摘されてきた。アナリストへの情報供与、高額なストック・オプション、取締役の存在意義などいまだ正解の見えない問題は山積しており、CEOにはその使命と重責が問われている。本稿は、あるCEOに宛てた手紙という架空のスタイルを取りながら、今日の複雑かつ不安定な環境のなかで、いかに企業の舵を取ることが難しいかを示し、かついま経営者人材に求められているマインドセットを具体的に提示する。
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